その顔をあたしはおびえながらも、
有紀先輩に言う。
あたしの顔は完全にひっきつった顔だろう。
「あ、有紀先輩…」
お姉ちゃんの表情は全く変わらず、見てる。
そんなのも知らず有紀先輩はニコッと笑う。
『もしかしてっ!報告しにきたとかっ?!』
「は、はい…」
あたしは、言葉に噛みながらも、即答した。
お姉ちゃんはずっと、睨んでいるような顔で見てくる。
…怖いよおぉぉぉぉぉ…!
あたしは、目に涙が溜まっていた。
それを有紀先輩が見て驚いている。
『だ、大丈夫っ?!』
と有紀先輩があたしに言ったとき隣にいたおねえちゃんは我慢できないらしくて
声を上げた―。
しかも、表情は笑顔で…っ!
『有紀さん、あたしの妹なんです!』
ひぃぃぃぃっ…!!