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あたしは、


黒木先輩のことを有紀先輩に報告しようと思って。




翌日名刺に書いてあったのを見て先輩の教室に向かった。



だが…。





「有紀先輩、居ますか?」




ガヤガヤ騒いでる中あたしは有紀先輩を探す。


いるかなと思いつつクラスの中を探す。




居ないのぉ?!




そんなこと思いながら探していると…



声が降りかかった。




『…何を、探してるの?』




透き通った声そして、



綺麗な目がこちらを向けていたのはあたしのお姉ちゃんだった。




「お姉ちゃんっ?!」




思わず、お姉ちゃんの言葉にあたしは、


びっくりする。




お姉ちゃんはふっ、と


鼻で笑ってあたしを見下ろした。




なんか、言われるの…っ?!