『…ねぇ?ひぃ、どうしたの?』



我らに帰るとお姉ちゃんの声と顔と同時に見えて聞こえた。



「姉ちゃん?」



『ひぃ、どうしたの?ずっと、ぼっーとしてたよ?』



あたしがお姉ちゃんのこと呼ぶといつもの優しい笑顔で言ってくれた。



あたしはそれに、返事する。


「ううん、何にもないよ!」



あたしは嘘の笑顔を出した。


すると姉ちゃんはあたしを入学式の場所、体育館へつれってってくれた。


なにも、無いよね。


そんな気にしながらもお姉ちゃんの一緒に体育館へ向かった。



体育館に行く途中


『ひぃ、なんでボーッとしてたの?』



お姉ちゃんが首を傾げて聞いてきた。



「え…?」


あたしは急に聞かれて拍子抜け。



でも、さっき…


”お前、やめろよ”

”だって…!!”

”なんだよ?俺達付き合ってないのに言うなよ!このバカ”


この会話一体なんだったろう?



でも、お姉ちゃんはこのときに限って後で脅されるのが確立が高い。


怖いなぁ…


と心で思いながらも言わなきゃと思い、お姉ちゃんに話す。