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あたしは翌日、あの三人組を放課後”屋上”来てくれと頼んだ。
三人組はふっと口元を緩ませて
『いいけど?』
と言うと笑って
あたしの目の前から去った。
もちろん、
彼と付き合う為じゃなく気持ちを伝えたい。
あたしも、先輩が好きだってことしってほしい。
どんなにもその鋭い目の奥にきっと何かがあると信じて。
あたしは、やるんだ…
そんなことを考えていくうちに彼のことを想ってしまう。
先輩は、冷たくて最初はあのこと見て驚いた。
お姉ちゃんの話が事実だったってこと。
だけど、あたしは冷たく睨むのはなんにもないと想っていた。
だけど、いつの間にか。
怖いじゃなくて、心臓の鼓動が早くするにつれて彼の目は綺麗な目だと想ってしまった。
そして、
あの時一目ぼれしたのかもしれない。
彼を想う気持ちがいっぱいありすぎて、
なんだか抑えきれない。
そんな思いで恋していたんだ。