先輩が振り向いてくれるの?
どんなに苦しくても…?
『姫乃、どんなに嫌なことあっても恋はあきらめちゃ駄目だよ!もっと、素直になりなよ…っ!』
舞はあたしに肩を置いて、にこっと笑ってあたしに言った。
あたしはその笑顔でなんだか元気が出てきた気がして、
涙がぴたっと止まる。
やっぱり、あたし…。
あの有紀先輩が言った言葉…。
”だから、アイツを変えて?”
変えたい…。
変れるなら、変えたい!
あの時、決意した言葉。なのに、あたしは馬鹿だ。
いつも殻に閉じこもっている。
だけど、
あたしは決めた。
嫌でも、あたしは先輩を変えてみせる!