「舞…あたし、無理だよ…っ」




『なんで?』




あたしは弱い心で舞に弱音を吐く。




でも舞は”なにが?”と言っているかのような目であたしを見つめる。




あたしは怖いと思いながらも深呼吸した。




そして、


舞の目をみてあたしは言った。





「あたし、振られたんだ。だから、やる気がでないの」



『……』




舞はその話を聞いていきなり黙った。



舞は何も聞かなかった。




そして、


何分か経ったとき舞は口を開いた。






『振られているだけで、あきらめる恋ならあたしは恋とは思えない』




恋…。


あたしは、恋なんて…




なんなのかもわかんない。


だけど、あたしはあきらめていない。




今だって、先輩のこと好き。


一緒にいたいと思うきもちが溢れるし、




あたしはまだ好きとはあきらめていない。