あたしは、冷たく睨まれるし…
それに彼に避けられた。
こんなのはだれだって嫌だよ。
だけど、あたしも最初は怖くて近づこうなんて思わなかった。
ただ、”怖い”だけで終らせようと思っていた。
だけど…
だけどっ…
今は、自分に自信が持てた。
だって、好きって証拠が分かったから。
だから…
あたしだって、向かってるけれど。
結局、皆と同じようにされるんだ。
だから、あたしだって、変わらないと思った。
二度と、あきらめたくないって欲望があたしだってあるんだ。
あきらめたくないっ!
と強く決心した後、あたしはお腹を手で押さえて、立ってゆっくりと歩きながら家に帰った。