『そっか…ごめんねこんなこと話して』



あたしの顔見て舞はいけいのかなと思ったのか”ごめん”つけたしにいう。



「ううん、別に」


あたしはそれに否定はしなかった。


別に、こんな風に話せばあんなふうに否定なんてしなかった気がする。



だから、舞が悪くない。


あたしが、素直に言わなかったから。


こうなったんだ。


『でも、…』


舞は自分が言った言葉をいけないとおもったのか”ごめん”と言おうとしている。


「舞は悪くないよ。あたしが素直にいわなかったのがいけないから…」


舞の言葉にあたしは素直に言う。



『うん…』


あたしの言葉を納得した"うん"と言う返事。



あたしは舞の言葉を聞くとあたしは教室へ向おうと思って、一歩踏み出す。



舞はあたしについてくるように歩く。



でも、もう決めた。



好きなんだ



全部さっき考えていたのはそうだったかもしれない。


そう思ってあたしは一歩ずつ早く歩いた。