『そうかな?俺はどうみても乙女の恋と言うようにしか見えないよ』


恋?


どうして!どうしてよ?!


あたし…そんなつもりじゃないはずなのに!



最初は怖い人だと思ってそれから…


優しい先輩だとおもっても黒木先輩に”違う”って言われたし…


こんなのぜんぜん違うよっ!




「そんな、ないよ…っ!」



『なんでそんな無いって言える?』


あたしは、必死に目で幸樹君を拒む。



けれどあたしの心臓には本当にそうなんじゃないかと思うけれど



分からなかった。



なんで?!


なんでっ?!


『佐倉さん、俺に必死にそんなこと言っているけど…その前に顔見たら?』



幸樹君はあたしのことを見て心配ながら言うと、幸樹君は席に座った。


あたしはいらいらとしながらも舞はその姿みて目を丸くしている。



なによ?


恋っていうの?



そんな―


そんなのありえるわけないじゃない!


あたしは、そんなこと思っていても心は正直で。


ずきずきっと感じるこの痛さ。


"でも、あたしはそんなこと思いたくない"


そう思っていた。


でもとうとう、目が熱くなって大声でないてしまった。