それと同時に。



あたしの机に"見知らぬ女が3人目"前に現れて目が熱くなる。




『アンタ、なんなのよ?黒木先輩にちょっかいでも出してるの?』


腕を組んでいるリーダー的な人があたしを冷たく睨んでくる。


まさに、「悪魔」といえるくらい。



その隣に2人居る子は、


明らかにあたしを軽蔑してるような眼差しで見てくる。


"あんたが呼ばれて、あたしたちが喜ぶと思ってんの?"


そんなような眼差しで訴える二人。



怖いっ……


揺るがない強い眼差しがあたしの体を寒くさせる。



『アンタ、マジむかつく。


アタシにあんなことさせていいと思うわけ?』


イラついたような顔であたしを睨む。


そして隣の2人がうんうんと頷きながら聞いている。




あたしは彼女達の唐突発言に目が熱くなった。



けれど、やっぱり何かされるんじゃないかと恐く思いながらどうどうといえない。



何もできないでただ沈黙していた。


それをイラついたのか、机をバンっ!と叩いて、あたしを睨んだ。



その響きの音色に皆の視線が一斉に執着。


『アンタなんか、二度と黒木先輩に近づかないで!』



真面目な瞳をしてあたしに告げると、彼女達はあたしの目の前から去った。