俺は鞄を持って彼女の目の前から離れようとしたとき横で"佐倉 姫乃"が止めた。 『ちょっと、待ってください』 まだ、聞きたいのか? 「…なんだよ」 呆れた顔で俺は彼女に言うとなんだか泣いているような顔で俺を見た。 『先輩、どうして"さぁ?"なんて言ったんですか?それが本当に答えならどうして今は冷たくする必要があるんですか?』 どうして…。 そんなに知りたい?