『…姫乃ちゃんっ?』


あたしは下を向いていたのに美菜ちゃんと舞はあたしの肩を揺らして呼んでいる。



…どうしよう。




あたし、とんでもないことお姉ちゃんに言ちゃったよ…。




こんなあたしなんか、


だれも、受け止めてくれないよね…。



「…ヒック…」



『姫乃ちゃん…』



いつの間にか泣いていたあたしに美菜ちゃんは心配であたしに声をかけた。