『あたし…イヤだったっ!なのに、あたしの話も聞いてくれなくて…』



そしてあたしの手を離してあたしに抱きついてきたお姉ちゃんをあたしは優しく背中をとんとん叩く。



…お姉ちゃん。



相当イヤだったよね。だけど、あたし本当にお姉ちゃんを支えることなんて…。



できないよ…。



『あたし…どうしたらいいのっ?!』



あたしの肩に顔を置いてどばーと泣き始めた。あたしはなにも言えずにただ、優しくとんとん叩いてるだけだった。



…お姉ちゃんを見るのが辛い。



だって、お姉ちゃんは苦しんでいるの見てあたしも苦しいから。