「…そうですか?あたしは、おかしいなんて思いませんよ。ただ、自分次第じゃないんですか?」
あたしは自分で"我が儘"だと思う。だけれど、あたしはそれでいいと思う。
自分だからこそ、信じなければ何も前に進まない。
そんな気がする。だって、そうやって有紀先輩や、美菜ちゃんや、舞に励まされた。
なのに、ここであきらめるなんてイヤだ。
頑張って、前に進むんだ!
『…自分次第?つまり、お前は…本気で…っ』
先輩は戸惑いながらもあたしに言う。だけどあたしはそんなのを無視するようにニコッと笑っていった。
「はい」
―好きなんだもんっ!