先輩は、あたしに向かって、初めて、驚いた顔していた。あたしは、そんな顔を見て、ニコッと笑った。
やっと、違う顔が見れた…っ!
そんな気持ちがあってなんだか嬉しかった。初めて冷たくみずあたしを見てくれた。
それだけで嬉しくてしょうがない。
『…そんな、俺を。変えようと思うのか?』
先輩は、あたしの発言にびっくりしたのか、そのままあたしに向かって言う。
「もちろん、そうです」
あたしはにこっと白い歯をみせて笑って見せた。すると先輩は呟いた。
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