「有紀、お前。俺に、何するつもりだ?」


俺は佐倉がびくびくする姿をじーっと睨みながらも視線を有紀に変え俺は言う。




有紀は手が震えていて俺に何も言おうとしない。そんな中で俺はじーっと待っていると。




『実は…惹こうとしたんだ』




有紀は俺に対して言った。それの言葉に俺は顔が変わる。



なぜ、俺に、惹こうとしたんだ?



俺はどんなに思ったって、変わらない。一生思っていても耐え切れない。



そんなとこで俺は惹こうとするなんて、ありえない。





「俺に、惹かせるということするな」




そう、俺なんか愛さないほうが楽なんだから、二度と"惹く"なんてするのはイヤだった。



その後、空っぽになった、お皿をもって俺は彼女達のとこから消えた。



二度と、惹くなんてしたらおかしくなりそうだ。