そんな動揺をしながらも、俺の心臓が止まらない。そんなの分からないまま。 そんな、俺は彼女を見たとき。 『…も』 …は? 彼女がいったんじゃなく教室のドアに"も"という声がおれの耳に入ってきた。 俺は、そんな声がすると、声とともに俺の心臓はいつも通りに動いた。 なんだ…? 俺は、誰の声も知らずに静かにドアを見つめる。