俺は、"女"を利用したといえるだろう。 といいたいところだが、言わないで、違うことを言おうと思った。 それは―… 「俺は、別れたいからに決まってる」 そう彼女に、告げた。そして、それを聞いた瞬間に大声を上げてみんなの前で泣いた。 これで、いいんだ。 そう、俺の心が確信する。