俺と会ったときは、優しく俺に微笑んでくれた。あれは、俺にとって好きだった笑顔。 なのに、俺は―… バカだ、ばかげてる。こんなことっ…! 過去なんて、もう振り返りたくない。いつもの冷静な俺に戻るようにしなきゃだめだ。 こんなことで、くじけるなんて俺は最低だ。 今は、こんなことばっかりだが、もう高校一年生のことがとっくに過ぎて 新しい春が俺を迎える。