『わたしねっ…ここには居られなくなちゃたったんだ…っ…』


え…。


俺はその言葉に目はギョッとびっくりしながら、彼女を見る。



ココにはいられないって…



どういうことだ…?





「おい…」


『雄大くんっ…』



俺は、呼びかけた。でも彼女は、俺を悲しいそうに俺を見て手をすっと離す。



俺は、離してしまった―…




美紗季が好きだった…


なのに、どうして?俺は、掴まなかった?