そんな感情があった。だが、それを抑える。いつも、俺は冷静なのだから。



『うん、やっぱり。どっか変わった?』


俺がやっぱり、いつもと違うと思ったのか俺のことを言うと、ニコッと笑って、言ってきた。




俺、やっぱ、変わりすぎているとこあるんだ。人生が変わるってやつ本当だな。



「感情か?」



俺は実感なんて無かったんだ。所詮、俺のことなんて、無かった。



だって、俺は。
人なんて、考えていないだから。