母は狂ったように声を荒げる。

「あんたがこんな風になっちゃったから、父さんはあんなことになっちゃって!あんたなんて、この家の恥よっ!!」

・・・恥。この言葉が私に重くのしかかる。

恥なんて・・・私は普通にしてるだけなのに。

「・・・私がこの家の恥でもなんでもいいよ。でも、もう決めたことだから。明日退学届だしてくる。」

「じゃ、あんた、明日この家から出ていきなさいよ。」

「・・・え?」

「あんたはもうこの家の子供じゃない。母さんの子供でもない。もう出て行って。あんたと一緒にいると神経がおかしくなりそうなのよ・・・。」

私は全身が凍りついたように固くなった。