「結奈、今日は…倉庫行く?」

「…ううん。家まで送ってくれる?」

「わかったわ」


帰りの車の中、先生に言われた言葉を思い出していた。


『おめでとうございます。妊娠9週目だよ。結奈ちゃんの年齢だといろいろ大変だろうし…産むか産まないかは、2人でよく考えてね』


彼女はそう言って「純くんと仲良くね」

と笑った。


京香の知り合いということもあって…先生(女)はあたし達のことを知っているようだった。