病院に到着し、ドキドキしながら産婦人科へ。


「ここの産婦人科ね、私の知り合いがいるのよ」

「そうなの!?」


あまりの緊張に、黙るあたしの代わりに玲奈が目を丸くして訪ねた。


「学校の先パイ。女の人だし、結奈…タトゥーあるでしょ?
差別する人もいるからこの病院にしたのよ♪それに近いしね」

「…ありがとう」


京香の優しさにちょっぴり緊張がほぐれた気がする。