「しょ……うた………」

「今車、病院すぐだからな」

「ん………」


驚きもしないし抵抗もしない…

相当きついんだな、理沙。

ほんとに大丈夫か?




「んんっ………」


顔をしかめながら俺の腕をぎゅっとつかむ



「理沙?」

「んっ?」



自分で呼んどきながらかける言葉が見つからない……



「何でもない」

「え…………へ」


無理して笑う理沙が痛々しい