ぁ、ほんとに桃花さんきてる!

「おはよ、桃花さん」
「おはよ…う、理沙さん」


おはよ、とかいきなりまずかったかな?

まぁいいよね。

クラスメートなんだし♪♪




「理沙、大丈夫?」

今度は翔太。

「ほんと平気!
あたしそんなに顔色悪い?」

「かなりな……マジ心配だわ」

翔太の切ない顔に胸がギュッと掴まれた



「ほんとに大丈夫。翔太こそ平気?」

「ん?俺は大丈夫……何で?」

「昨日の帰りも遅かったみたいだし…少しやせたかなって…」

「あー昨日は千恵といたんだ。」



ズキンっ____


また胸がギュッとなる…


「そ、っか…幸せそうね」

「そうかな……」

翔太は少し寂しそうな目であたしをみた


「理沙は………」

「え?」

「理沙は…ほんとに好きな奴と幸せになれよ…絶対」

「翔太は…千恵さんが好きなんだよね?」
「……ぁ?…まぁな」


少し曖昧な返事をして、翔太は下を向いた



あたしなんかいけない事聞いたかな?