「んぅ………朝ぁ?」

携帯を開くと…時間は10時。

「うわっ!!遅刻……っ!」

まだかすかに残る鈍い痛み。




「やばっ!用意しなきゃ」

すぐにお昼だし…朝ご飯いいや…

制服に着替えて部屋を飛び出す。



「遅れて、すみませ……んっ」
息切れがひどくてうまく言えない。


「おまえ大丈夫か?顔色…」

「はっ、大丈夫で…すっ」


あたしそんなに顔色悪いかな?

「理沙、大丈夫?」

奈々まで心配そうにいう…

なんだよみんな……。