4月3日 AM8:02 【6号室・私と敬太の部屋】 ザーーー もの凄い雨の音で目が覚める。 私は、窓から外を見る。 外は雨を降らせる入道雲で太陽の光が遮られ、薄暗い――― 眠たい目で時計をみると、朝の8時になっていた。 目の前には島岡さんが用意してくれた衝立がドーンと立っている・・・ 私のベッドと敬太のベッドの間にある大きな衝立… 敬太はまだ寝ているのかな? ちょっとだけ衝立の向こうを覗く… 「敬太?」