私はテーブルの前に座る。
コトッ・・・
敬太が出来上がったばかりの紅茶を静かにテーブルに置く。
「おまたせ…。体あっためて元気になりー」
「ありがとう…。いただきます。」
敬太が入れてくれた紅茶を一口飲む―――
鼻に残る香り・・・
ローズヒップの入った紅茶―――
その味はとても暖かった・・・
「美味しい…」
「うまいやろ?」
その暖かさは、私の心をも溶かしたよ―――
そして、
いつ寝てしまったのだろうか―――
私はいつの間にか、眠りについてしまった―――
明日は…私にとって、最悪な日になるとは知らずに・・・
ずっとあなたが隣にいると思っていた―――
こうして、私の長い1日目が終わったんだ・・・