「大丈夫か?」
敬太も座り込んで、私の顔を覗いた・・・
「あやっぺ…?」
「星斗君どっかに行っちゃうし…真っ暗でマジ怖いとか思ってたら凄い音するし…星斗君の気持ち…考えると…」
自分で何を言っているか分からなくなってきた。
ただ、何の涙か分からないけど…涙がポロポロ頬を伝った―――
敬太は小さな声で
「アホ…」
って囁き、私の事を覆ったんだ・・・
不安で押し潰されそうな私を敬太が守ってくれた・・・
「ここは金田さんに任せて…風邪ひくから部屋行こ…」
私と敬太は横殴りの雨でずぶ濡れになった―――
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…