「星斗君どこにいるんだ!!!」

金田さんの荒っぽい声。


プツン…

電話はすぐに切れた。


まるで時が止まったかのように部屋は静まり返った・・・




「星斗…からか…??」

健一郎さんの真っ青な顔。やっとの思いで絞り出した声。



「星斗は…星斗はどこにいるんですか!!!!」

奈央子さんな泣き叫び、金田さんの肩を掴んだ。




「少しだけ時間を下さい…。」

金田さんはそう言って部屋を出ていった。