「蒼…島…?沢…野…さん?」

予想外の出来事に混乱する私。


「今朝な、金田さんの携帯に依頼が入ったんや。

すまんな。最初からややこしい事になってて。

蒼島、飛行機で那覇空港まで行ってそこから船で1時間かかる…
明日一緒に行こか。

俺は沢野敬太。敬太でいいで。」



「あ、うん………」



「何て呼べばいいん?」

そう言って、顔を覗き込む敬太。

その


「えっと…その…………」

私が煮え切らない態度をとっていると

「彩紗…彩…………」

手を口元にもっていき、
ぶつぶつと呟く彼。