「・・・・・」

星斗君はだまりこんでしまった。


「…星斗君?」


私は星斗君の頭を撫でた。

パシッ…

私の手を払い除けて、星斗君は小さな声で話し出す―――


「俺の…本当の…家族…」

その声は、とても小さな声だったけど微かに聞こえた・・・


“俺の本当の家族を探してください―――”