…………敬太?

という事は、
子どもの声は…星斗君?



私はこの状況についていく事が出来ず、
反射的に逃げようとするが…

ここは、だだっ広い海岸。

逃げ場所なんてなかった。


取り敢えず、
走って何処かに逃げよう。
私は立ち上がった。



だけど、もう、遅かった。

私の予想に反して、
人影は接近していたようで。

石段をを降りてくる3人。



すると、
タタタタッ…

子どもの足音が私に近づいてくる。


ヤ、ヤダ・・・・!


私は、
パニックになる寸前だった。


そして…

「あ…………あやっぺ!?」