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《敬太side》
「やっぱり俺はダメな男だ。………こうやってさ、あやっぺに甘えちゃうんだもん。」
俺も…気づけばあやっぺの事を強く抱きしめていた。
あやっぺに出会えて、
俺は沢山成長出来た気がするよ。
命の大切さ、
人を信じるという事。
沢山、成長できた。
例えば、もし、誰かに
『どうして、人を殺しちゃいけないの?』
って聞かれたら…
俺の言う答えは決まってるんだ。
「人生という道を、他人に終わらせる権利なんて…どこにもない。
その人が、頑張って未来の道を切り開いてるのに…その道を他人が勝手に途切れさせる権利なんてどこにもない。」
綺麗事かもしれないけど、こうやって答えるよ。
今は、こんな風に思えるんだ。
今度はね?
あやっぺの力を借りずに…自分の力だけで成長したいんだ。
自分の力だけで、何か答えを見つけたいんだ。
だから、
今はさよならしよう━━━
《敬太side終》
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