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「これを…登るんやな?」


「登るみたいね…」




螺旋階段が、果てしなく続いていた。





「苦労して見た、素晴らしい景色はきっと忘れる事はないでしょう━━━」


この声は…島岡さんだ。


隣には金田所長もいる。



どうやら、金田所長は島岡さんとの話が終わって、私と敬太の様子を見にきたらしい・・・




「これを登るの大変そうですね…」


「大変ですね…。でも、登った後の達成感は感動物ですよ?ね?金田さん?」


島岡さんは笑顔でそう答える。


「うん。夜景はホントに綺麗だよ。階段を登った疲れなんて…どっかにいっちゃうよ。」

金田さんも爽やかな笑顔…


「明日にでも登ってみよか?とりあえず、今日は部屋で休まないといかんな。」


「そうですね。今日はお部屋でゆっくりお休み下さい。」






その後、私達は部屋になりゆっくり休んだ━━━


私はベッドで爆睡してしまったのだった・・・





そして、敬太に叩き起こされる事になる・・・