「彩紗ちゃん、今日は疲れたでしょ?部屋でゆっくり休むといいよ。」

私の体調を気遣ってくれる金田所長。

実は結構船酔いが効いていて…体がダルイ感じだったりする・・・

「はい。部屋でゆっくりしたいと思います。」


「じゃぁ、部屋に行こか。」

敬太がそう言い、歩きだす。




私はある事を思い出した。


「あ!!!!ちょっと待って?」



敬太の足が止まる。

「いきなりどうしたん?」

「展望台行ってみたいな。」


「展望台?そんなん夜でもいいやんか・・・」

若干、面倒くさそうな敬太


「ちょっとだけ行ってみようか?昼と夜では見える景色が全然違うんだ。」


「ありがとうございます。」

私は金田所長にお礼を言った。



3人で展望台へ向かった。