ペンションの中に入ると、そこは大きな玄関がある。

壁には蒼島の海で見られる魚の写真が飾ってあって、南国的な家具に壁。
外国にのリゾートに行ったような気分になった。


「この雰囲気は、日本じゃないみたいや…」

と、敬太がポツリ。

「ホント…」

私はもう一度玄関を見渡してみた。


「大広間へとご案内致します。こちらへどうぞ。」


島岡さんは
私と敬太を大広間に案内してくれた。

「所長の金田さんがお待ちですよ。」