目の前には敬太の顔。

今さらながら、私はとんでもない事をしているんだと気づいた・・・


あまりの近さに、私は思わず、顔を背ける━━━


「あやっぺ…今日…ずっとここにいてな…?1人だと寂しい…。」


私はまた敬太の方に顔を向ける・・・

「わかった…その代わり…本当の話聞かせて?」



敬太は静かに答える。

「ぁぁ…いつかな…」



今日は満月━━━

月の光が眩しい・・・


雨はもぅ、止んでいた━━━

「俺、犯人じゃないよ。」

敬太の口から出た真実。

私の目からは涙が一筋…溢れる━━━


「あやっぺ…もっと顔近づけて…?」


「え?」


「いいから…早く…」


「こう?」


私と敬太の顔の距離1センチ。


「もっと…」



「ちょっ…これ以上…」






そして、
敬太は私に
キスをした…