真っ白な、2階建ての西洋風の大きな家。 木で作られた看板には、 “ペンションAOUMI”と書かれている。 ここが、私と敬太が宿泊するペンションだ。 おそらく、探偵事務所の所長、金田さんもここにいるはず……。 ペンションの右手には、 展望台らしい高い建物がある。 「どうぞお入り下さい。」 カランカラン…… 島岡さんがペンションのドアを開ける。 私と敬太はペンションの中に入った。