“人の役に立ちたいんや…人の為に何かがしたいんや―――”


“俺は、今までたくさんの人に支えられて生きてきたからな…”



“探偵ってな?立場的に…平等な感じがするんや。俺らは…誰の意見にも左右される事はない…。あくまでも、俺の考えやけど。”


敬太の言葉は、私の頭の中でぐるぐる回る。



私は敬太を信じるよ━━━



***



「どうしたんですか!!??」
「何があったんですの?」
「何事?」


ペンションにいる人は
鬼下刑事の罵声で、
何かの異変に気付いた…。全員が2階廊下に集まる。