「何言うてんの?俺、犯人と違うで?俺も殴られたんや!!俺も被害者や!!ハメられたんや!!!!離せ…ッ!!!!」



「いいから!!!!」


鬼下刑事は敬太の腕を強く掴む。



罵声が飛び交う中―――


私の頬には涙が伝う・・・

「逮捕だ。」


この言葉に私は…真っ暗になった。


気付いたら、あなたのいる部屋に飛び込んでたよ――――


ドンッ…

鬼下刑事を突き飛ばそうとした。


だけど、私のちっぽけな力じゃ…鬼下刑事は、敬太から離れなかった━━━