「刑事さん…人が倒れて」
「君!!!手に持ってるものを下に置いて、こっちに!!早く!!!!」
敬太の言葉は鬼下刑事によって遮られる━━━
「は?何やコレ…傘?」
敬太は凶器と思われる折り畳み傘をボトッ…と落とす
島岡さんと金田さんは部屋に入り込む。
「救急車…いや、ヘリだ!!ヘリで病院へ!!健一郎さん!!しっかり!!」
金田さんの声。
どうやら、部屋の中では、健一郎さんが倒れているみたいだ…
私はただその場に立ち尽くすしかなかった・・・
何が何だか分からない…
あなたを見てるしかなかった・・・
「君…自分が何をしたか…分かってるね?」