凄く嫌な予感がした―――
「さっき…健一郎さんの事呼びに行きましたよね?」
「ええ…。でも、応答がなくて…。シャワーでも浴びてたんだと思います。」
私の問いに、奈央子さんは小さな声で答えた。
「いろんな人がいなくなるペンションですね。厄介だ。これからは、勝手な行動はさせません!!!全員、この大広間で過ごしてもらいます!!今、大広間にいない人は至急、ここに呼んで下さい!!」
鬼下刑事が声を荒げる。
「私は健一郎さんを…」
「敬太…」
私と奈央子さん、島岡さんと金田さん、鬼下刑事は2階へと向かう―――
最悪の展開までのカウントダウンは0になった・・・