そう言えば、悠斗は毎年誕生日を祝ってくれてたなぁ。


前日の夜になるとケーキを持って現れて、2人でそれを一緒に食べる。


それを食べ終えるといつも「明日は大事なやつと祝えよ」と言ってそそくさと帰っていく。


そして翌朝新聞を取りに郵便受けを見に行くと、誕生日プレゼントが一緒に入っている。


直接渡せばいいのにと思いつつも、実は私もそれをちょっと楽しみにしいたりして。


あれから4年。


それが私の誕生日。