ちょっとヤバいな…。
そう、思った。
私の嫌な予感っていうものは何故か大抵当たってしまう。
今回も例外では無かったらしく…
「…一緒に来てくれない?」
八坂さんがそう言って、他の女の子が逃がさない、とでも言うように私を囲んだ。
――――――………
――――……
「…ここよ」
連れてこられたのは体育館裏…。
なんかいかにもって感じ。
…何されちゃうんだろう…。
いろいろ考えてるうちに、5人組が私の前に並んだ。
リーダーの八坂さんが口を開く。
「アンタ、ちょっと良い気になりすぎてんじゃない?」
「そうよ。幼なじみだかなんだか知らないけど、私達の明に必要以上に近づかないでくれる?」
皆さん…
いつから明はあなた達の物になったの?