「ああ…。昨日は早和の方から抱きついてきたりして…積極的だったな?」
「えええ!?うそっ!本当?お姉ちゃん!」
あっ、あれは…!/////
「あれは明のせいでしょ!誤解を生むような事言わないで!!/////」
明は真っ赤になってる私を見てクスッと笑う。
そして更に追い打ちをかけるように一言。
「なんで?昨日は「離れちゃヤダ」って言って俺にずっとくっついてたくせに」
昨日はっ!
あの夢が怖くて明のそばにいないと安心できなかったんだもん!
昨日は「いいよ」って微笑んでくれて優しかったのに!
そんな思いが一気に頭を駆け巡る。
そして。
「明のバカァッ!!/////もう明なんてキライッッ!!!」
恥ずかしさで半泣きになった私の叫び声が朝早くの陽碧家に響き渡った。