―――陽香side

―――――翌朝

午前7時30分


「陽香ー、明と早和ちゃんが起きてこないの。ちょっと起こしてきてー」


おはようございます。

陽香です。

トントントンと階段を降りてきたらキッチンからお母さんが声をかけてきた。


「はーい!」


元気よく答える。

元気が私のとりえみたいな物ですから♪

確か早和お姉ちゃんの部屋は庭に面した客間だったはず。

降りてきちゃったし先にお姉ちゃんの方に行こうっと♪

早和お姉ちゃんは誰もが認めるほどの美少女。

それに加えて勉強も運動もできるし誰にでも優しい。

それにぎゅーって抱きついたらいつも抱きしめ返してくれて、その時にとってもいい香りがするの。

何の香りかなぁ。

でも、とっても甘い香り。

私はその香りが好きでいつも抱きついちゃうんだ♪


「早和お姉ちゃーん。朝だよー」