明がクスッと笑う。
「そういうもの。それに早和はわかりやすいし」
「わっわかりやすくなんてないもん」
「じゃあ、そういうことにしといてやるよ」
なんかむかつく…。
一枚上手を行かれてるような感じ。
けど、ここじゃ怒れないよ…。
悔しい…!
「それから…」
むーっとした顔をしていると、明が顔を近づけてきた。
「早和、全然重くなんてないけど?ていうか軽すぎ」
そう言ってにこっと微笑む。
かっこいい…けど!
そ、そんな耳元で呟かないでぇっ!////
顔が熱くなってくる。
重くないって言われたのは嬉しいよ?
嬉しいけど…!!
「早和、顔真っ赤」
「い、言わないでよぉ…////。うう〜…恥ずかしい…」
明はそんな私を見てクスッと笑うと回れ右をして部屋に向かって歩き始めた。
「きゃ…っ!」