「…た、立てません…」


私がそう言うと、明は3秒間の沈黙の後…


「………は?」


訳がわからないという顔をした。


「だから、立てないの…」

「…なんで?」

「えと、たぶん…腰が抜けちゃったから…?」

「なぜ疑問形?」


そ、そんな事言われたって…

私が返答に困っていると、明がふうとため息をついてもう一度しゃがんだ。


「ごめんね、明…」


そう言うと、明がクスッと笑った。


「別に良いけど?でも今からする事について大きな声は出すなよ?」


そう言って楽しそうにニヤリと笑う。


「え……え?ちょっと待って。明、何する気?」


なんかすっごくイヤな予感がするんですけど…。


「何って…」


明が観念しろとでも言うようにイジワルく笑う。


「えっ?ちょっ、きゃあっ!?」